Google Wifi と OpenWrt2025年04月02日 17:45

 1000円位なので買ってみた。
OpenWrtはフラッシュメモリが足りないとあれこれ入れられなくて泣けるので容量がいっぱいあるこの機種はある意味最適といえる
メモリも512MBと格段に大きく、CPUの4コアなので必要十分。
これにOpenWrt24.10を入れてみて運用
 
・ インストール
 USB-PDに対応したハブと4GB以上のUSBメモリが必要
 Google Wifi側のコネクタはUSB-C。パソコンにUSB-Cで給電してハブ側にUSB-PDのアダプタをさせるようなやつ(2000円位)があればOK。
 筐体の空け方としては、裏面凹んでいる砲を下にしたときに60度刻みで爪があるので、斜め下60度の爪を精密ドライバのマイナスでひっかけて強めに持ち上げると合わせて真下の爪も外れる、その上でもう一つの斜め下の爪をひっかけて外して円を描くように爪を外していくといい感じ。一応不器用な自分が5つやって爪を一つも折らずにできたので難易度は高くない。
 基板上のボタンの押し込みは押しにくい。何度かやってみるといい感じ。タイミングはシビアではない。
 フラッシュを拡張する場合はddで書き換えた直後にcfdiskする必要がある。なのでWAN側にdhcpでアドレスを取れる回線を接続してopkg/パッケージのインストールをする必要がある。cfdiskしたあと、もう一度cfdiskしてちゃんと書き換わっているか確認するといい感じ
 
・ 起動
 普通に起動して使える(当たり前だけど)。
うちの環境だとAP専業(外向きはRouterboardに任せている)なので、DHCPは無効にし、WANとLANをブリッジして構成した。問題なく動いている。
 ipq4019のファームウェアは差し替えたほうがいいように思える。なんか時々切れるような感じがする。ath10k-firmware-qca4019を抜いてath10k-firmware-qca4019-ct-full-httに差し替えている。 無線の設定で「確認応答が不安定な場合、接続解除」のチェックを外して対応。
 高速ローミング周りは先達がいらっしゃるのでググればOK。wpadを入れ替えないといろいろ設定が入らないので、入れ替えたタイミングで再起動が必要。
 DAWNを使う場合は、2025/4/1時点では記載のとおりumdnsのところが修正されていないので立ち上がった後サービス再起動、もしくはカスタムスタートアップで再起動させるのが必要。
 なお、ローミング用の増設用APを作る際に既存のAPの設定を抜いて新しいAPに復元してIPだけ変える、とか手抜きをすると、MACまでコピーされていてMACアドレスが被るのでここも修正が必要。何気にハマったポイント。
 
・ 概観
 2.4Ghzも5Ghzも使っているのが特に問題はない。飛びもいい。おかげさまでWXR-2533DHPとRT-AC88Uが退役することになった。
 うちは各部屋にTV用の有線LANがでているので、デカいAPを1つ置くより、電波が弱ければAPをTVとの間に挟む感じで増設すればいいという脳筋戦法が取れるようになった。

Routerboard 40112024年04月09日 23:59

・Routerboard
 そろそろ性能的に限界かな、4011を調達して3011から変更。
2コアから4コアになったこと、Annapurna Alpine AL21400はCoatex A15(3011のIPQ8064のKtraitはCoatex A9相当?)になり、クロックも1.4Ghz→最大1.9Ghzになったこと、AL21400はHardware Accelarationが効く(少なくともblock diagramにはそう書いてある)ことから、結構な性能向上になっているはず。
 ProductページのTest Resultでは2.5倍位の性能向上のよう。
WAN側が1Gbpsな間はもうこれで最後まで行けるかなという感じ。
 
 次買うならCCR2116-12G-4S+とかにしたいなぁ、などと。ただ$1000(約15万)くらいするからおいそれとは買えないよなぁ。

・幹線10Gbps化
 4011はSFP+のスロットが1つあるので、ここに適当に調達した10Gbase-SRのSFP+を差してICXとの間を10Gbps化。
 はい、ただの自己満足以外の何物でもないっすね。
 
 Mikrotikはベンダーロックはかかっていないという話で、実際に適当なSFPでもきちんと認識してリンクアップし、通信も問題なくできています。
 
 PC側のNIC自体は10Gbpsのモノのほうがコストが掛かっている分(そしてPCI-ex x4接続なので)かなり安定して通信ができている・・・ような気がします。

・RouterOSのFWの見直しをするなど
 機種を替えたタイミングでFWのルールを見直し&整理。
最近パケロスが多いな、と思っていたらRouterOSのバグだったらしい。NATのMangleのところでDFビットをクリアするようにするとよい、というインターネット上の記載通りしたらきれいに収まった。
 FWのSPIの扱いもすっかり忘れて雑な定義に鳴っていたのをキレイに整理。気持ち安定した機がする&自分の気分はよくなった。

10Gbps (2) solarflare2024年03月31日 01:35

・solarflareとXigmaNAS

 いろいろ試したけど、SolarflareでXigmaNAS(BSD環境)ではsolarflare純正のSFP+でないとリンクアップしない? とりあえずSFN7122Fでいろいろ試したがうまくいかなかった。redditにもOPNsese(これもBSDだ)で同じような状況になっている書き込みがちらほら。
 Windows 11では標準では認識しないが、AMD(xillinx)のサイトに有るWindows Server用のセットアップを動かすと普通に認識して動作する。Windowsではそこらに転がっているSFP+で普通にリンクアップするよう。少なくともBSDではリンクアップしなかったTwinaxケーブルで普通にリンクアップして使えている。無理にBSDで動かすよりはこっちのほうが無難かもしれない
 BSDでの挙動はドライバが一緒なのでSolarflareの5000系~8000系ですべて同じと思われる

・solarflareのfirmware

redditで調べるといろいろ記事がヒットするのでそちらでやればOK。
AMD(xillinx)のサイトにあるbootableなISOで起動してもfirmware updateできるっぽい。

・XigmaNAS

 よく覚えていないけど、とりあえずNICを設定してLANなりOPT1なりに割り付けてIPを指定しないと通信できない(当たり前?)

10GbE mellanoxとicx2024年02月26日 19:34

これも備忘
 
・ICX
 show media validation
 でささっているSFP+モジュールが出る
 ※サポートされているかとかタイプも出る

 show optics 1/2/3 とかすると
 DOMをサポートしている場合は値が出る、らしい(未確認)

 ポートは左上、左下、の順で1,2,3,4。

・mellanox
 まず、WinMFTを入れる
 https://network.nvidia.com/products/adapter-software/firmware-tools/
 そのうえで、コマンドプロンプトを開き
 インストールディレクトリ(C:\Program Files\Mellanox\WinMFT)とか
 へ移動
 mst status
 でデバイス名を得る
 その上で
 mlxlink -d (デバイス名) -m
 とすると刺さっているモジュールの情報を含めて諸々出る
 ※port2の場合はデバイス名.1とかする
  (例:mt4117_pciconf0.1)

 ポートはマザーから遠いほうが1、ボード側が2っぽい

少なくともICXスイッチとmellanox conect-x 4 lxのDELLのOEM版はベンダーロックはかかっていないようだ。

10GbE2024年02月18日 22:12

まぁ、極力HPは避けろとどこにでも書いてあるわけだけど
備忘として
 
redditから

https://www.reddit.com/r/homelab/comments/112etty/what_do_i_need_to_know_about_chosing_a_nic/
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Dell and HP/HPE don't make their own cards. They OEM and rebadge chipsets from the big NIC vendors.
If you dig at the model number a bit you can find the underlying OEM.
Cisco is a hyrbid, the "VIC" is their own card, but they also OEM common chipsets from other companies.

Intel, Broadcom and Mellanox are probably the most popular NIC OEMs.
Marvell (Qlogic) close behind but they recently announced they are getting out of the NIC game.

As far as HPE Naming, if you see a 3 digit model number, look at the 2nd digit.
2 = Old Qlogic
3 = Broadcom (including a handful of chipsets later sold off to Qlogic)
4 = Mellanox
5 = Emulex (now part of Broadcom)
6 = Intel
7 = Solarflare

And the first digit gives you a rough idea of the speed.
3 = 1Gb
5 = 10Gb
6 = 25Gb (usually 10 and 25 both supported)

So a 640SFP28 is a Melanox 10/25 chip under the hood.
And a 560SFP+ is an Intel 10Gb chip.
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HPのカードの場合はmellanoxのOEMでもベンダロックが掛かっているらしい。
HPファームからのクロスフラッシュ(mellanoxのファームにする)はできるみたいだけど、ハードルは結構高いっぽい。